*2017 年8 月14日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

タワージャズ、デンソーが24-GHz後側方準ミリ波レーダーの開発に当社の高度な0.18um SiGeテクノロジーを採用したことを発表 

車載レーダー市場は2023年までに2014年の14億ドルから50億ドル規模の成長が見込まれる

ミグダル ハエメク(イスラエル)、2017年8月14日 ―グローバルスペシャルティファンドリリーダーのタワージャズは本日、 大手自動車メーカー向けに先進的な自動車技術、システム、部品の大手サプライヤーであるデンソーが、24-GHz後側方準ミリ波レーダーの開発にタワージャズの高度な0.18um SiGeテクノロジーを採用したことを発表しました。タワージャズの準ミリ波技術を使用するこのレーダーは、2017年7月に北米で発売された「トヨタカムリ」に搭載され、自動車安全システムの向上に寄与します。

デンソーの後側方準ミリ波レーダーは、タワージャズの高度なSiGeプロセスで実現したSRR (短距離レーダー)を備え、車線変更時に後側方走行車両や、後退時に左右後方から接近してくる車両を検知します。また、後退時に自動ブレーキを稼働させることができます。Global Market Insights社によると、車載レーダーの世界の市場規模は、2023年までに50億ドルを上回ると予想されています。自動運転車両の登場は、予想を超えて業界全体の成長を促進すると期待されています。

デンソーはタワージャズのSBC18プロセスを採用し、この技術でレーダーシグナル送受信用の高性能SiGeトランジスタと、単一チップにデジタル制御機能を集約する0.18um CMOSを組み合わせました。ファーストタイムサクセスに欠かせないタワージャズの高精度モデルと、車載向け品質保証を受けていることが、今回の決定において重要なファクターでした。

デンソー、先進安全技術2部 部長の夏目一馬氏は次のように述べています。「タワージャズの先進的なSiGe技術により、当社の主力製品である衝突回避システムを開発することができました。タワージャズの高度なプロセスで、エンジニアは、車載用の次世代短距離レーダー(SRR)に必要な難しいスペックを完全に実現しました。このソリューションによりデンソーは、自動車の安全性を確保する衝突回避システムを供給する世界的リーダーとなります」

タワージャズの最高経営責任者Russell Ellwanger氏は次のように述べています。「当社の技術により、自動車安全システムの強化に向けて差別化されたソリューションを提供するデンソーとのパートナーシップを実現できたことは非常に喜ばしく、誇りに思います。私たちは、デンソーとのパートナーシップ関係が深まり、この技術が量産化され、様々な車種に広がることを期待しています。」

タワージャズについて
タワーセミコンダクター株式会社 (NASDAQ: TSEM, TASE:TSEM)は、その子会社とタワージャズというブランド名でグローバルに事業を展開するスペシャルティファンドリのリーダーです。タワージャズは、コンシューマー、産業機械、車載用、医療用、航空宇宙・防衛などの成長市場で次世代の集積回路(IC)を生産しており、SiGe、BiCMOS、ミックスドシグナル/CMOS、RF CMOS、CMOSイメージセンサ、パワーマネージメント(BCDおよび700V)、MEMSなど、カスタマイズが可能なプロセスプラットフォームを幅広く提供しています。また迅速かつ正確なデザインサイクルを実現する世界クラスのデザインイネーブルメントを提供し、IDMやキャパシティ拡大を必要とするファブレス企業向けにはTransfer Optimization and development Process Services(TOPS)を提供しています。複数のファブを使ってサービスを提供するために、タワージャズはイスラエルに2か所(150mmと200mm)、米国に2か所(200mm)、日本に3か所(200mmと300mm)の生産拠点を保有しています。詳細は http://www.towersemi.comをご覧ください。

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